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批評(レビュー)

はじめに

この批評(レビュー)は、まだバースデイズ ザ ビギニングをプレイしたことがない方のために、ゲームの概要と個人的な批評を紹介したものです。

購入の参考になさる方は、人によって違った楽しみ方、違った評価があることを理解した上で、お読みください。既にプレーされた方は、お読みになる必要はございません。

批評(レビュー)

バースデイズ ザ ビギニングは、地球の生命誕生から人類登場までの壮大の流れをシミュレートできる環境シミュレーションゲームです。日本では珍しいジャンルですが、海外では根強い人気があります。

環境シミュレーションというと、システムを覚えるだけで大変そうな印象を受けますが、バースデイズは至ってシンプルです。プレイヤーは土地を上げ下げする力を持ちます。土地を上げれば気温が下がり、土地を下げれば気温が上がり、気温・高さ・湿度によって生命が誕生し、そこから食物連鎖が発生します。いくつかモードがありますが、基本的に特定の生物を誕生させるのが目標です。

色々な生物を誕生させることが目標なのですが、プレイヤーにそう思わせるくらい動物たちが可愛いです。ゲームとして発売するより、1つ1つをぬいぐるみとして発売した方が人気が出たのでは、というくらいです。

良いことから紹介しましたが、残念なことに、悪いことの方が圧倒的に多いです。

まず、操作が説明不足です。紙の説明書がなく、チュートリアルでも説明のない操作がいくつかありますし、後から操作方法を確認することもできません。機能面も、マップの拡大縮小、特定の生物を探しやすくする機能、図鑑情報の引き継ぎ、難易度変更、メッセージスキップなど、あるべき機能がごっそりと抜けています。ゲームをシンプルにしたというより、開発をシンプルにしたのでしょうか。

このようなジャンルは、普通、自由度が高いのですが、バースデイズは自由度がかなり低いです。誰がプレイしても、同じような流れで生物が誕生し、同じような流れで自然淘汰が発生し、同じようなタイミングで生命が入れ替わります。違いがあるのは、誕生する生命の種類くらいです。プレイの仕方によっては、恐竜から進化した知的生命体が誕生するなどあれば、非常に面白かったと思います。

そして、このゲームの最大の失敗は、生物の行動や生存競争を眺めるパートとシミュレートパートが完全に区分されていることです。恐竜が肉を食べる場面がありますが、実際は何も死んでいませんし、恐竜も何も食べていませんし、そもそも時間すら経過していません。つまり、シミュレートしていないのです。シミュレートするパートでは、生物が誕生したとか絶滅したなどの情報が文字で流れるだけで、プレイヤーはその場面を目撃することはできません。

A列車で行こうなら、電車やバスが動きながら町が発展します。サカつくなら、22人がアルゴリズムにそって動き回ります。シミュレーションゲームは、シミュレート部分を眺める楽しさも重要です。

バースデイズで、生存競争を眺めながら時間を経過できたら、どれほど面白いでしょうか。目の前で大好きな動物が食べられそうになったら、ついつい壁を作って守ってあげたくなりますよね。ゲームデザインやキャラクターデザインなど、ゲーム初心者を意識して作ったのでしょうが、それならなおさら、生態を眺めながら時間を経過させる必要があったのではないでしょうか。現状のシステムは、サカつくでいう「結果を見る」です。この方法も必要ですが、これだけでは物足りないです。

1回目のプレイなら十分に楽しめるので、現状でも駄作というわけではありません。バースデイズは、コンセプトやキャラクターデザインが素晴らしいだけに、ゲームの方向性が残念でなりません。

- おすすめ度 -
★★★☆☆

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